小1の壁を乗り越えるために|川崎市の小学校で民間学童を選んだ我が家の体験談

学童

はじめに:小1の壁とは?

「小1の壁」という言葉、聞いたことはありますか?

共働き家庭にとって、子どもが小学校に入学するタイミングは嬉しさと同時に、不安も大きくなる時期です。保育園のような手厚いサポートがなくなり、放課後や長期休みの過ごし方、急な体調不良、宿題のサポートなど、「親の支えが必要な時間帯」が一気に増えるのが小学校1年生の春です。

我が家もまさにその渦中にいて、仕事と子育ての両立に悩みながら、どうやって乗り越えようかと何度も話し合いました。この記事では、川崎市立の小学校に入学したわが子が、民間学童を利用してどう小1の壁を越えていったかを、実体験をもとにご紹介します。
「うちはどうしよう…」と悩んでいるご家庭の、少しでも参考になればうれしいです。


川崎市の放課後保育事情

川崎市の小学校では、放課後の子どもたちの居場所として「わくわくプラザ」という制度があります。
これは各小学校の敷地内や近隣施設を使い、子どもたちに遊び場と見守りの環境を提供する公的な放課後支援サービスです。

平成14年に「わくわくプラザ事業」がスタートして以降、川崎市では公立の学童保育は廃止されました。
その代わり、すべての小学生が登録すれば利用でき、費用もほとんどかかりません(教材費や保険料などの実費のみ)。

ただし、わくわくプラザは自由遊びが中心で、支援内容や活動の幅には限りがあります。
預かり時間の延長ができる学童もありますが、民間学童と比べると大きな違いがあるわけではありません。

それでも多くの家庭が民間学童を選ぶ理由のひとつに、単なる「預かり」ではなく、教育的な理念をもったプログラムが用意されていることがあります。
宿題支援、異学年の交流、探究活動、非認知能力を育む取り組みなど、放課後を“育ちの時間”と捉えている点が、民間学童の魅力でもあります。

なお、川崎市では現在、民間学童への運営費補助は行われておらず、保護者が全額自己負担で利用する形になります。

子どもにとって放課後がどんな時間になるかは、家庭の選び方次第です。
わくわくも民間学童も、それぞれに良さがあります。
「わが家に合った環境はどこだろう?」を考えるきっかけになればと思います。

わくわくプラザの特徴

  • 対象:小学生全員(希望者は登録制)
  • 利用時間:
    • 平日(月~金): 放課後から18:00まで(別料金で19:00までの延長も可能)
    • 学校休業日(土曜日): 8:30から18:00まで​
    • 学校休業日(月~金): 8:00から18:00まで
  • 内容:自由遊び、室内・屋外の見守り
  • 場所:小学校内または併設施設
  • 料金:基本無料(教材費や保険料は別途)
  • (参考: 川崎市公式サイト

民間学童との違い(比較)

項目わくわくプラザ民間学童
(例:学童保育オカリナ)
預かり時間放課後~17:00まで
延長(18:00まで)
放課後~18:30まで
延長(19:15まで)
対象登録児童(先着なし)・定員制(選考あり)
共働き・ひとり親家庭の児童
内容自由遊び中心学習支援、イベント、班活動など
費用無料〜数百円月3万円+年会費

民間学童とは

民間学童には「学びの場」としての独自の理念があります。
→ 詳しくはこちらの記事で解説しています:
【民間学童とは?その役割と理念的背景】

我が家が民間を選んだ理由

✅班活動によって異学年のつながりが生まれる

民間学童では、学年の枠を超えた「班活動」があり、1年生から6年生までの子どもたちが自然に関わる機会がありました。
年上の子が年下の子をリードしたり、1年生が頼れる存在を見つけたりと、学校だけでは得られないような縦のつながりが生まれるのが大きな魅力でした。

✅ 家でも学校でもない「第3の居場所」

小学校に上がると、放課後の時間をどこで、誰と、どう過ごすかは子どもの成長にも影響します。
民間学童では、「遊ぶ」「学ぶ」「人と関わる」という活動が自然と混ざり合っていて、
家でも学校でもない、自分らしく過ごせる「第3の居場所」として、安心して通わせることができました。

✅放課後の時間の使い方に違いがある

わくわくプラザでは、自由に遊ぶことが基本で、活動に明確なプログラムはありません。
一方、民間学童では日々の活動スケジュールがあり、宿題、遊びやイベントなど、一定のリズムの中で過ごせるのも大きなメリットでした。

親としては、「今日は何をして過ごしたのかな?」がわかるのも安心感につながりました。

私の家庭が一人っ子だったことで、特に1番目の“異学年のつながり”が魅力でした。
また、高学年になった時の放課後の過ごし方として、出入りが自由なわくわくプラザより民間学童の方が安心できると感じていました。


民間学童での生活(我が家の体験談)

入室までの流れ(説明会・申込・定員など)

民間学童に入所するまでの流れは、各施設によって多少異なりますが、
我が家の場合は、入学の前年の夏ごろ(6月ごろ)から説明会が始まりました。

✅説明会について

説明会の案内は、4月ごろから保育園経由や地域の掲示板などで知りました。
内容としては、学童の理念や1日の過ごし方、イベント、保護者の役割、料金、定員などの説明がありました。

✅申込の流れ

申し込み方法についても、説明会の中で案内されました。
我が家の通う学童では、「説明会に参加した家庭」が申込可能で、申込書の提出が必要でした。

✅定員について

定員は1学年あたり10人未満と、少人数でした。
これは施設の広さや指導員の人数などにもよるようで、民間学童は基本的に公立より定員が少なめな傾向があります。

説明会の時期や形式は学童によって異なりますが、多くは入学の前年秋までには開催されるようです。
早めに行動しないと定員に達してしまう可能性もあるため、希望する施設がある場合は早めの情報収集が大切だと感じました。

入室してからの様子(入学前、通い方、楽しんでいるか)

✅入学前

年度が替わった4月1日から学童に通います。
実際に小学校に通うのは入学式後で1週間ほどあとになりますが、この1週間のおかげで新しい環境にもお友達がいる、廊下を歩くとお兄さんお姉さんが声をかけてくれる。このスタートは子供にとってとても良かったと思います。

✅通い方

小学校から学童へは、小学校の方で帰りのコースごとに集団下校するため、学童があるコースのグループで集団下校します。担任には自宅でない学童のコースに帰ることを伝えます。学校も学童の存在を知っているため学童に帰る子を聞いてくれます。
学校が休日の日は、近所の子同士で集まって学童まで行きます。また、ご近所同士でサポートし合うようになっており、学校の日の登校も集まって登校してもらったりもします。

✅楽しんでいるか

学童にはたくさんのおもちゃや本がありとても楽しんでいました。
我が家では学校での話より、学童でのお話をたくさん話してくれて最初から楽しんでいる様子が伝わってきました。

✅親として感じた安心ポイント

学童の方で最初の時期を特に気を使ってくれました。毎日ちゃんと学童に帰れたかを写真で送ってくれ、楽しく遊んでいる様子を写真やメールで伝えてくれました。

子どもが毎日楽しそうに通う姿を見て、私たち親も心からほっとしました。
小学校という新しい環境に、自然となじんでいけるようサポートしてくれた学童の存在はとても大きく、親子ともに安心して小学校生活のスタートを切ることができました。


小1の壁を感じた場面とその乗り越え方

✅夏休み・長期休みはどう乗り切った?

民間学童では、夏休みや春休みなどの長期休みも朝から開設されており、平日であれば安心して預けることができました。
ただし、職員の方もお休みが必要なため、お盆や年末年始、GWなど一部期間はお休みになります。

その点、川崎市のわくわくプラザは、平日(月〜金)に加えて、一部の学校では土曜日も開設されているようです。
また、市内在住の小学生であれば誰でも利用可能なので、民間学童がお休みの期間は、わくわくプラザを併用するというのも一つの方法だと思います。

✅親の急な残業時の対処

我が家が利用している学童には、「ご近所サポーター」という取り組みがありました。
急な残業や早朝出勤など、どうしても親の対応が難しいときには、近所の保護者同士で助け合いながら子どもを預かってもらえる仕組みです。

民間学童の取り組みというより、地域ぐるみのつながりから生まれたもので、心強く感じました。

✅環境の変化による子どもの疲れ

新しい環境で頑張っている1年生は、知らないうちにストレスを抱えていることもあります。
外では元気に見えても、家では癇癪を起こしてしまう…ということも実際によくありました。

そんなとき、「家だからこそ、安心して気持ちを出せているんだ」と思えるように心がけると、親としても落ち着いて対応できました。
無理に抑えつけるのではなく、受け止めることで、子どもも少しずつ安定していったように思います。

子どもも親も新生活に慣れるまでは大変ですが、周りの支えや環境の工夫で、少しずつ安心できる形が見つかっていきます。焦らず、完璧を求めすぎず、「一緒に乗り越える」気持ちでいられたらきっと大丈夫です。

「小1の壁」というと、学童や放課後の預け先に注目されがちですが、実は親子で向き合う“見えにくい壁”もたくさんあります。
持ち物の準備、生活リズム、心の変化…そうしたことも、今後あらためて記事にできたらと思っています。


これから入学・入所を考えている方へアドバイス

✅ 民間学童は早めに情報収集・見学を!

民間学童は定員が限られていることが多く、人気のある施設は早い時期に申し込みが締め切られてしまう場合もあります。
ホームページやSNSなどを活用している民間学童もあります。
入学の前年から説明会や見学が始まることが多いので、「気になったらすぐ調べてみる」くらいの感覚がちょうどいいと思います。

✅ 公的サービスとの併用も検討価値あり

わくわくプラザのような公的な預かりサービスは、学童が休みの日や夕方までの短時間利用など、状況によって使い分けることで負担を軽減できます。
学童とわくわく、それぞれの特性を知って、柔軟に組み合わせる選択肢もあることを知っておくと安心です

✅子どもの性格に合った環境を選ぶのが何より大事

「親の都合」だけで選ぶのではなく、子ども自身が心地よく過ごせるかどうかを一緒に考えることが大切です。
見学に一緒に行ったり、説明会で子どもがどう感じているかを聞いたりして、親子で納得できる選択をできるといいですね。


まとめ

「小1の壁」は、どの家庭にも少なからず訪れるものです。
でも、あらかじめ選択肢を知り、家庭に合った準備ができていれば、親子で安心して乗り越えることができます。

我が家は、民間学童という選択肢を知ったことで、不安だった小学校生活のスタートを、笑顔で切ることができました。

もちろん、家庭や子どもの状況によって、ベストな選択は違うと思います。
この記事が、これから入学を迎えるご家庭にとって、「学童ってどんなところ?」「うちはどうしよう?」を考えるきっかけになれば嬉しいです。


今後も、一保護者の視点で、学童での体験談や学童で育った高学年、学童の運営など、学童選びのヒントを発信していく予定です。
興味がある方は、ぜひまた見にきてくださいね。

参考ページ

川崎市 : 子育て支援・わくわくプラザ事業
わくわくの申込方法などもリンク先にあります。

川崎市 : 民間・学童保育(放課後児童クラブ)の一覧について
民間学童は自宅の近くより学校の近くを選ぶ方が安心です。

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